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一般的には1回目の大規模改修工事は汚れてきた建物を新築時の状態に近づけて戻す事を目的とする『大規模な修繕』的な要素が多く見られます。 |
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しかし、築20年を超えた2回目の大規模改修工事は、経年により建物の構造で弱点となる部分にクラック(ひび割れ)や浮きなどが多く見られますので躯体補修に主をおいた『大規模な補修』となります。 |
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さらに、築30年を超えた3回目の大規模改修工事はアルミサッシや水道管など設備取替え・改良を含んだ『大規模な改良』と10年毎に行われる大規模な工事もそのコンセプトが変わっていきます。 |

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今までは『水が漏れれば水道屋さん』、『壁が汚れればペンキ屋さん』等と場当たり的に修繕を依頼し全体の維持管理についてはあまり関心を持たれていない方が多く見受けられます。
“職人さんはプロだから”と思われていることが皆様の判断を惑わす大きな理由なのでしょうが、専門分野以外には各業種の職人さんはあまり詳しくないのが実情です。
したがって場当たり的に様々な職人さんに依頼すると、中にはやり易いように工事をしてしまい、結果、耐力壁や梁に孔を開けてしまったりと、建物が無残な姿になっていくことも容易に想像できます。それぞれの専門業者は、その分野では技術を発揮して施工できますが、建物全体を総合的に判断して施工している訳では無いという事です。
今後必要とされるトータルメンテナンスの考え方には、かかりつけのホームドクターのような末永いお付き合い、そして建物を総合的に判断した上でのご提案と施工、が必要不可欠なものであると言えるでしょう。 |